
「空港の税関職員が日本人を恐喝、16万円奪う」という記事を
偶々、読んでいて思い出しましたが、自分も数週間前に、
セブパシフィック航空で香港からセブ・マクタン国際空港に帰ってきた際に
税関職員に呼び止められて、所持金チェックをされました。
この日は、妻子も一緒だったので、荷物等も空けられることはないと
余裕で税関を通過しようとしたときの出来事でした。
(経験上、1人のほうが、荷物チェックが厳しいように思います。)
この時は香港での買出しがあって、実際には目的の物が買えなかったこともあり、
20万円相当を所持していたのですが、そのお金に対して税関職員達は
ペナルティを与えようとしてきました。
フィリピンでは、外貨1万ドル相当未満は申告なしで持込みが可能だったはずですが、
税関職員の主張では、1万ペソ(約2.7万円)以上相当の持込みは申告が必要だという。。。
そんな馬鹿な・・・ そんな金額が上限では、ほぼ全ての観光客がひっかかるだろう・・・
と冷ややかに思いながらも、
私から、外貨1万ドル相当よりも、大分、少い金額である旨を説明したり、
自分は長年、セブに住んでいる者で、その辺りの事情をわかっている事を
丁寧に話して開放されましたが、 それでも、向こうは、
「外貨であることは関係ない。1万ペソ以上は申告無しでは持込めない。
今回だけ、特別に許してやる。」と、捨て台詞を吐き、息巻いていました。
税関職員の1人は、短髪で小太りのおっさんで、もう、1人はフィリピン人にしては
やや、背が高いお兄さんでしたが、
正式なルートでクレームをすることも一瞬、考えましたが今後、入国する度に
嫌がらせされたりしたらうっとうしいと思い、その場を後にしました。
フィリピンの場合、相手が100%間違っていても、
感情を高ぶらせることなく、馬鹿馬鹿しい程の正論を相手のプライドを傷つけることなく、
むしろ、おだてながら、いかにソフトに伝えるかということが大事だと思います。
こんな日本ではありえない出来事をすっかり忘れてしまい、
よそ様のブログを見て思い出すほど、フィリピンで生活をしていると日常的に、
理不尽で馬鹿げたことが起こり続けますが、
それを、いかにサラッとやり過ごせるかが、
長くフィリピンで生活していくコツかもしれません。
あと、何度も、ブログには書いていますが、セブの語学学校でも日本とは異なることで、
カルチャーショックを受けることが色々とあるかもしれませんが、
日本人等の外国人管理者が運営していて、極めて安全な語学学校の環境下で起こる事なので、
それは、通常、学校の外で生活して、ややディープな世界に足を踏み入れることで
起こるハチャメチャさ加減に比べますと
ずっと、控えめで安全なものなので、あまり心配しないでください。