
先日に引き続きフィリピンで買える新車の話です。
セブで特に人気の高いファミリー向けのミニバンと言えば
TOYOTAの
Inovaです。
この車は、TOYOTAの東南アジア向けモデルで
以前、お話に挙がった小型7人乗りの
Avanzaよりも
一回り大きく、燃費の良いディーゼルエンジンモデルも設定されています。
新車価格が日本よりも割高に設定されているフィリピンの中では、
比較的、安価な値段設定です。
ファミリーユースとして人気が高いディーゼルのオートマタイプですと、
120万ペソ前後(約264万円円)程で売られています。
ガソリンエンジンやマニュアルだったりすると、もっと安くて
95万ペソ(約210万円)程のモデルもあります。
現状、フィリピンで、ようやく車が買えるようになった人達には
ミニバンの選択肢が非常に少いように感じます。
TOYOTAで、このInovaよりも上のクラスのミニバンを探すと
300万ペソ前後(約660万円)で販売される、高級ミニバンの
ALPHARDや、
PREVIAしかありませんし、他メーカーも、かなり敷居が高い値段設定です。
そんな中、韓国メーカーのHyundaiでは、
Grand Starexというミニバンを
150万ペソ前後(約330万円。しかも、Hyunaiは値引も期待できます)で販売しており、
近年、街中でも見かけるようになりました。
このGrand Starexは、前の型も時々、街中を走っていますが、
故障が多いらしく、私自身、地方の安価な旅行ツアーに参加したときに乗せられて、
別の場所で、別の車にも関わらず、2回とも故障して待たされた経験があります。
現在、販売されている新型は諸々が改善されたとの噂ですが、
耐久性や信頼性の点では、どうなのでしょうか・・・
車は5〜7年。長い人だと10年以上使うのが一般的ですから心配ですね。
いずれにせよ、TOYOTAや他日本メーカーが、
Inovaのような廉価版ミニバンと、ALPHARDのような高級ミニバンの間に
入るモデルを、もう少し充実させてくれると、車を選ぶ際に更に楽しく悩めそうです。
現状、Inovaの場合でも、装備やデザインは日本で走るミニバンと比べて、
値段のわりには大きく見劣りするので、この国で車を楽しく
選ぶなんてことは難しいのかな・・・