
数日前の平日深夜23時頃、フィリピン・セブ市某所にて
韓国人留学生達(いずれも韓国人。男子生徒1人、女子生徒1人、
それと、彼らが利用した留学会社の職員1人)で、
事件発生場所から距離的には徒歩圏内の居酒屋でお酒を飲んだ後、
徒歩で学生寮に帰宅中に、居酒屋から100メートルほど離れた路地で、
バイク2台に分乗していた4人のフィリピン人から強盗被害にあいました。
強盗は、最初に学生に対し拳銃を突きつけ、お金と携帯電話、
金目のものを要求し、生徒は所持していた携帯電話と財布を差し出しましたが、
強盗は女子学生を連れ去ろうとした為、男子学生が抵抗しました。
強盗の1人が男子学生の頭を狙って発砲し、この学生は左頬と左鼓膜に損傷を受け、
学生の背後に立っていた留学会社職員は、発砲された弾により右腕に傷を負いました。
事件発生直後、学校の韓国人管理者がすぐに学生と留学会社職員をCDU病院の
緊急治療室に搬送し、他の学校職員は学生と共に警察署に行って事情徴収を終えました。
今回、被害に遭われた韓国人留学生達は帰国前日で留学会社の人と
一緒に食事をしていたそうです。(結果として、帰国日は少し延期されました。)
犯行グループは女子学生を連れ去ろうとしたとのことなので
男子学生としては抵抗せざるを得なかったのかもしれませんが
抵抗すれば命の危険がある事と、何より徒歩移動の危険性について
十分に知っているべきでした。
留学生としては留学会社の職員がいるからと、
安心して食事についていったのだと思いますが、
私が、セブに住みながら留学会社をしている感覚からしたら、
夜間だと、車等での移動なら考えられますが、
この時間帯に、生徒を連れて、徒歩で移動するなど目眩がする行為です。
また、今回の事件発生場所について私は、ほぼ正確に把握しておりますが
路地に入った薄暗い風俗店が立ち並ぶ、ローカルの人なら
誰でもしっているような如何わしい人通りが極めて少ない通りです。
(だからと言って、学校付近の一見、安全そうに見える所なら
深夜に酒を飲んで出歩いていいということでもなく、
セブでは節度を持った行動をするべきだと思います。)
このブログでも何度も書いている通り、
セブで、トラブルに全く遭わないで生活することは
十分に可能ですが、それなりの注意が必要です。
例えば、私は昨夜も1人で深夜1時頃にセブ空港に到着した日本人留学生を空港から、
とある学校まで送迎しましたが、そういったときも細心の注意を払っておりますし、
運転の注意はもちろん、車のトラブルが起こらないように、
常に整備された車に乗っています。
仮に、自身の車にトラブルが起こったとしても、すぐに対応できるように
もう1台、整備された車を用意しております。
(いずれも、新車から数年以内で、カーディーラーには5,000キロ単位の
チェックと整備、そして、新車から3年以降は1年単位の車検のような
手続きの時には、念の為、日本人社長のショップで検査して貰っています。)
また、深夜送迎のときには、必ず、1-2時間程度の
仮眠をとってから出かけるようにしております。
そして、万が一、小さな事件にでも巻き込まれることがあったとしても、
地元フィリピン警察幹部の方ともコンタクトがとれる関係作りを、
これまでの仕事を通した付き合いで築いてきてます。
こういった、行動が自然と習慣となっているので、
深夜であっても怖いと思いながら行動することはないですし、
セブの町で特別な強盗のような事件に巻き込まれたこともありません。
私のセブ在住の多くの友人達も、それなりに注意をして
生活している人達は小さな事件にも巻き込まれたことがない者ばかりです。
留学生の方が、通常の生活で、生業として安全対策のことばかり考えている
私のような者と同じ所まで気を配るのは疲れてしまうので、
そこまでは必要はないのかもしれませんが、
せめて、
コチラのホームページに掲載されている内容は、
ご確認の上、留学にお出かけいただきたいです。

これらの点が、普通に守れている方であればフィリピン・セブで
安全に留学生活を送ることができると思います。